それにつけても大気汚染のひどさよ

ここしばらくはウランバートルも妙に暖かい気候が続いていたのですが、(といっても−10度くらいですが)、これからまた寒さが強くなるそうです。
22日からがいわゆる本格的な「ユス」ですな。


寒くなるとやっぱりゲル地区の煙がひどくなるのです。
ちょっと比較写真ですが、最初は14日のブログにものせた写真ね。



この日もけっこう煙が濃いように感じたのですが、寒さが厳しくなるにつれて半端なくケムケムしますよー。


いやはや凄いですね。
上の二つの写真はどちらもほぼ同じ時間帯、午前10時くらいに同じ場所(アパートの8階)から撮影したものです。
煙が濃いと極端に視界が悪くなりますし、とにかくどこもかしこも燻されたような匂いがしみつくことになります。
燻製小屋の中で生活しているようなもんですな。
服から髪の毛からとにかくケムケム臭がびっしり染み付きますから、いいかげんうんざりしますね。
気管支系の病気が増加しているのも明らかです。


正直言って事態は一朝一夕には改善されそうにもありません。
ウランバートルの煙の向こうにはこの国の抱える問題の深さと大きさが見え隠れしているわけで、煙の匂いを嗅ぐ度になんだか息が詰るような思いになることもありますね。