ガレットとゴロワルジン ボダー

モンゴル語で穀物は、「ボダー(будаа)」。
食料品店や市場では、小麦粉や穀物類がいろいろと売られております。
米は「ツァガーン ボダー(白い穀物)」、キビは「シャル ボダー(黄色い穀物)」、そしてソバは「ゴロワルジン ボダー(三角形の穀物)」。
ソバの実の形が三角形なので、こう呼ばれているようです。
乳と肉が食生活の中心のモンゴルですが、ロシア人の影響なのかこうした穀類もけっこう食されています。
ちなみに値段が高い順に、ソバ、米、キビ。
ソバの実、香ばしいような独特な味があってなかなか美味しいですよね。


ここフランスのソバ粉の料理といえば、ブルターニュ地方の郷土料理として有名なガレット。
大抵どこのスーパーでも生のガレット生地が売られており、日常的に食されています。
いろいろな具材を載せて食べるとけっこうなボリュームのある食事になります。
催し物などではガレットの屋台を見かけることが多く、ソーセージにガレット生地を巻いたスタイルもよく目にします。
これは歩きながら食べることができるので、ホットドッグとほぼ同じですね。



ブルターニュの人たちにとっては非常に身近な食材でもあるので、当然ながらガレット粉も簡単に手に入ります。
で、自宅でガレット生地を作ってみました。


ガレット粉を水でといて、


ガレット・クレープ用フライパンで薄く延ばして焼きます。
お店では、ガレット一枚の大きさの分厚い鉄板で焼いていることが多いです。



(フランス国鉄のレンヌの紹介動画。1:30ぐらいからガレットが紹介されています)


生地がうまく出来たら、ブルターニュの塩バターを生地の表面に塗って、卵を割り落とします。
生地の上で目玉焼きを作る感じですね。
白身の部分だけをヘラなどで生地全体に広げたら、ちぎったハム、すりおろしたチーズなどを載せてしばらく火を通します。
黄身が半熟状態で白身に火が通ったら、ガレット用のヘラで生地を折りたたんで完成。
実に簡単です。
インスタントラーメンなみに手早くできます。


食する際には、半熟黄身をつぶして混ぜながら頂きます。
塩バターとソバ粉の香りがベースになった素朴な味わいで、二枚食べるともうお腹いっぱい、満足度高し。
ブルターニュ特産のシードルと一緒にぜひどうぞ。


モンゴルではゴロワルジン ボダー、フランスではガレット、どちらも美味しいですよ。




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