モンゴル人から確実に笑いを取る答え方

monmole2011-01-04

今日は体感気温は−35度の屋外で3時間ほど過ごしていたら、つま先が冷えてジンジンと痛むようになってしまった。
朝の天気予報だと日中はそれほど冷えない感じだったのでモンベルのベルニナブーツを履いて出かけたんだけど、さすがに長時間だとつま先と足の甲からの冷えが厳しいようです。
保温材入りなのでとっても暖かく、−20度くらいの気温までは全然へっちゃらなんですけどね。
靴底も特別なビブラムソールなのでグリップ力が強いし、ザハで買ったフェルトの分厚い中敷を敷きこんだので地面からの寒さをかなりシャットアウトして街中で使う分には至極快適です。
足首のところがネオプレーンゴムになっているので、脱ぎ履きがとっても楽なのでお気に入りです。
ベルニナブーツはデザインも落ち着いているのでモンゴル人の中でもそれほど目立たずにすむので気に入っているんですけどね。
日本の雪国で使うには十分な性能なんじゃないでしょうか。
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(今は値段が半額になっているのね。)


冷えが厳しくなってきたので、そろそろ極寒仕様のブーツの出番になるかも。
あるいはさらに厚手のウールソックス重ね履きで対応しようかな。
まあ長時間出歩かなければいいんでしょうが、そういうわけにも行きませんよね。



ところで、モンゴル人の知り合いや友人とモンゴル語の会話になったときに、よく食べ物の話になったりしますよね。
「あんたはどんな食べ物が好きなんだ?」とか、「どんな料理を作れる?」「どんな料理作った?」なんてね。
こんなときに、モンゴル人にほぼ100パーセントの確率で受ける答え方がありますよ。



  問:「どんな料理作ろうか?(ヤマル ホール ヒーフ ウェー?」
        ↓
  答:「フンシグ ホール ヒーゲーレイ」 (※「フンシグ ホール」って言うだけでもいいです)
        ↓
       ゲラゲラ


はい、うまくいって爆笑、そうでなくてもニヤニヤ確実ですね。


「フンシグ ホール(khun shig khool → 人のような料理)」っていうのは、まあ「人並みの料理」とか「人が食べれる料理」なんて意味かな?
この言葉がどうしてモンゴル人の笑いを誘うのかっていうのは、老若男女誰でも知っているモンゴル製の昔のコメディ映画の非常に有名なギャグのシーンで使われているからなんだそうです。
新婚の夫婦の旦那が奥さんに「フンシグ ホール(人並みの料理)を作ってくれ」って頼むと、その奥さんが何を勘違いしたのか小麦粉をこねて人間の形の食べ物を作っちゃうっていう、まあ他愛もないギャグなんですが、どうやらこれがモンゴル国民の脳裏に強烈に刻み込まれているようなんですね。
「フンシグホール」っていう言葉を聞くや否や、脳内に映画のワンシーンがフラッシュバックするようで、ひひひひひと笑みがこぼれるのであります。


というわけで、まだお試しになったことのない方は(TPOをわきまえつつも)会話の自然な流れの中で、ぜひ「フンシグホール」って言ってみてください。
「うむむむ、こやつけっこうモンゴル通じゃのう」って見直されたり、場が一気になごんだりするかもね。
ただ、飽きもせずにいつまでもシツコク連発していると「ヤッダルガータイ」って言われるので、あくまでも気の利いたフレーズっていうスタンスを崩さずによろしくお願いします。