変わるもの、変わらないもの

昔初めてモンゴルを訪れたときにウランバートルのアパート郡に灯る家々の明かりを見て、世界のまったく知らないところでも人々の営みが変わらず続いているんだなあと感慨深く思ったものです。
窓に灯るたくさんの白熱灯の明かりの下でいろいろな家族の形が照らされていたのでしょう。


この場所には来ることはないだろうとそのときには思ったのに、気づいたら自分も同じアパートの灯りの一部になってもう10年になります。
2001年9月11日にテレビで見た光景も、2011年3月11日にネットで見た光景も同じモンゴルからのものでした。


世界は変わってゆきますが、変わってゆかないものもまたあります。
10年前と同じようにウランバートルのアパートには明かりが灯っています。

停電もまた多いウランバートルですが、たとえ明かりが消えたとしても、ロウソクを燈して闇の中で互いの存在を確かめ合いながら過ごすことはできますね。
モンゴルの片隅でもうしばらくひっそりと暮らしてゆこうと思います。




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