昨夜から久しぶりに雪模様の天気になりました。
それなりにまとまった量の雪が積もったので、ようやく冬らしい雰囲気になってきました。
それでもまだまだ暖かいのですが。


厳寒期にはマイナス40度まで下がるモンゴルでは、もちろん防寒対策がとても大切になります。
特に冷えは足下からきますから、靴はちゃんと選ばないとね。
防寒用にどんな靴を買ったらいいのか、ちょっと指南しましょう。


靴底の厚いもの
街を歩いているときやバスを待っているときなど、路面からの冷気がダイレクトに足裏に伝わってくる恐れがありますので、なるべく靴底の厚い、しっかりとしたものを選びましょう。
それから、路面はガチガチに凍結したアイスバーン状態になることが多いので、氷の上でも滑らないような靴底でないとかなり危険な思いをすることになると思います。


サイズは大きめに
靴の内部に暖かい空気を蓄えておき、外部からの冷気との緩衝材に代わりにするために、余裕のあるサイズが望ましいです。
たとえ中綿が入っていたとしても、サイズがかなりきつめだと、結局空気の層が押しつぶされて効果が半減します。
それに真冬だと厚手の靴下を重ね履きしたりもするので、冬の靴は大きめのサイズがいいですね。


内側に防寒用の毛の生えたもの
本物の羊毛でもアクリルでもいいですが、たっぷりと防寒毛のあるものがやっぱり暖かいですね。
ただ、ザハで買うときはつま先までちゃんと毛があるかどうかを確認する必要があります。
普通は買ったままのものをそのまま履いてもあまり暖かくないので、ザハや街角で売っているフェルト製の中敷を二三枚入れておくといいですよ。


(ザハで購入するのなら)ジッパー付きはやめたほうがいい
サイドにジッパーがあるブーツもありますが、中国製のものは100パーセント壊れるといってもいいと思います。
靴に限らず、コートやカバンなどでもジッパーはまず必ず壊れます。
工作精度や強度の点で粗悪な品質の中国製ジッパーばかりを使っていると、日本製ジッパーの優秀さに改めて感動します。
脱いだり履いたりが多少面倒に思えても、とにかくジッパー付きのものはなるべく避けて紐などで留めるようなブーツにしたほうが信頼性は格段に向上します。


通気性の良いものを
安いブーツなどは、合成皮革などを使っていますが。真冬に使用するとかなりたいへんな思いをすることになるかもしれません。
足裏からはけっこう汗をかいたりしますよね。
で、靴の中は蒸れた状態になりやすいわけなんですが、仮に湿気を逃がさない材質だと、一旦かいた汗が冷気によって冷やされて靴の中に留まることになります。
これは経験した人ではないと想像しづらいかもしれませんが、かなりきついです。
冷たい水に足をつっこんだままでいるような状態なので、気をつけないと靴の中で凍傷になる可能性があります。
ですから、通気性の確保されているようなブーツを選ぶのが肝心なのです。
モンゴルの雪は乾燥したサラサラ雪ですし、路面が融けた雪でべちゃべちゃになるようなことは、ほとんどないので、防水性に関してはあまり神経質になる必要はないですね。


真冬にモンゴルにこられる方も年々増えているようですが、防寒対策はしっかりとされるようにぜひお勧めします。
ザハに行けばかなりの種類の防寒ブーツが揃っているので、じっくり選ぶといいでしょうね。
ただ、ナラントールザハの靴売り場はスリの名所なので、十分注意してください。