今年の冬はずいぶんと暖かいと思っていたら、やっぱり温暖化なんでしょうかねえ。


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20年後には永久凍土が消滅するなんて、これからどうなっちゃうんでしょうね。
モンゴルの環境も更に激変してゆくんでしょうか。


ウランバートル市の南部を流れるトーラ川の水量も昔に比べると激減したそうです。
市の周辺の森林もどんどん伐採されて明らかに少なくなっているものね。
ゲル地区の拡大や建設ラッシュの影響もあって、材木を無断で伐採してゆくのが後をたたないそうです。
一応、銃器を携帯している森林管理官のような人たちもいるのですが、それでも夜中にこっそり伐採したり、管理官に袖の下を渡して材木を持ってゆく人も大勢いるそうな。


冬期のゲル地区は降り積もった雪でもって地面がカチカチに凍ってしまうんだけど、今年は雪も少ないし未だに土がそれほど凍結していない場所がかなりあります。
ウランバートル市の交通量の増加とゲル地区の拡大・居住者の激増によって、ゲル地区の未舗装道路も以前に比べるとかなり頻繁にクルマが行き来するようになっています。
それで交通量の多い未舗装道路の表層部分がクルマのタイヤによってかなり研磨されて、粉状になっているんだよね。
粉上になった表土で砂嵐が起きたり、雨が降るとドロドロのぬかるみになったりしています。
これも都市型の砂漠化なんでしょうか。


自由経済化の歪みによる都市への人口流入の激化や環境問題に対する意識の欠如で、土地がどんどん荒廃していくのを見ると悲しくなります。
様々な問題が糸のように複雑に絡み合っているので、全てを解きほぐすのは本当にたいへんなんだと思うんだけど、せめて個人個人のモラルが幾らかでも向上すれば、多少の抑止力になるとは思うんだけどなあ。
とりあえずゴミのポイ捨てが社会悪であるという意識を持つのが第一歩かもしれませんね。
大勢の人たちが一つの都市で快適に暮らすためには、一人一人の心がけや他者に対する気遣いある行動が不可欠なんだということことを改めて考えさせられます。