最近買った本


最近買ったモンゴル語関係の本を紹介しますね。



「日本語モンゴル語慣用句辞典」
奥付を見ると今年出版されたらしい新しい辞典です。
この辞典は日本語の慣用句と対応するモンゴル語表現、それに例文が五十音順に掲載されています。
今、ぱらぱらとページをめくって目に付いた表現を書き出してみると…
例えば、「犬」というカテゴリーの下に、「犬もくわない」、「犬と猿」、「犬死する」という日本語とモンゴル語の例文が載っています。
「手」というカテゴリーでは、「手が早い」、「手が付けられない」、「手に余る」、「手の内をみせる」、「手を濡らさずに」、「手をこまねく」など9ページに渡って、かなりの量の慣用句が説明されています。
かなり詳しく扱われているので、モンゴル語表現の幅を広げるのにけっこう役立ちます。
暇なときにざっと眺めているだけでも楽しいですよ。



もう一冊は、「新聞表現で学ぶ日本語」。
こちらはモンゴル人の日本語学習者向けの本のようです。
発行は2007年。


日本の新聞記事のコピーが掲載されていて、新聞特有の固い日本語表現にモンゴル語がどのように対応するかが記されています。
それに加えて、100ページに渡る付録には、略号や諺、四文字熟語、各種専門用語のモンゴル語訳がのっています。
愚公移山」とか「孟母断機」なんて日常生活ではあまり使わない言葉にもちゃんと対応するモンゴル語の諺がもともとあるんですねえ。いやあ勉強になります。


昔に比べてモンゴル語の本がたくさん出版されるようになりましたし、印刷や製本の質も随分と向上してきて見栄えの良い出版物が本屋に並ぶようになってきました。
モンゴル語を勉強している方は旅行に来られた折にでも本屋を覗いてみるのもいいんじゃないでしょうか。
日本語や英語などのモンゴル人向け辞書や学習書もいろいろな種類があるはずです。