ウランバートル大気汚染の報道

昨日の晩は久しぶりに雪が降って、外は白く空は青く気持ちの良い気候でした。
雪が降るとゲル地区からの煤煙も雪に付着して地面に落ちちゃうんでしょうね。
おかげで久しぶりに空気のきれいな朝を迎えることができました。


ちょっと前に撮った大気汚染動画です。
動画ではわかりづらいでしょうかね。霧や霞のようにもやっとして見えるのが煤煙です。
普段は見えるはずの建物が煙で隠れてしまってぜんぜん見えません。


こちらはYouTubeで拾った別の動画。
モンゴル国内のニュースからのようです。


モンゴル国内ニュースで大気汚染については次のようにも報道されています。
Sonin.MN | Монголын Анхны Мэдээллийн Сайт
この記事によると、ウランバートルの年間平均PM値(particulate matters=粒子状物質)は279であることがWHOの調査でわかったとのこと。
WHOは 人が健康に生活できる環境をPM値20以下と定めているので、ウランバートルの大気は実にその約14倍の粒子物質で汚染されているというわけです。


279という数値はこの表では下から二番目、紫色で示されている「Very Unhealthy」、非常に不健康ということです。
これはすべての住民に深刻な健康被害が懸念される領域です。
この記事では速やかに何らかの措置を講じることを強く警告していますが、まったくその通りでこれから5年、10年後にどんな事態になるのかを考えると空恐ろしい気持ちがします。

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