煙の中に沈む町

ウランバートルの冬の名物、町を覆う煙ですが、相変わらずひどいです。
特に最近は朝晩マイナス39度まで気温が下がっているので、ゲル地区からの煙やクルマの排気ガスがいっそう濃く感じられます。



朝9時半に撮った写真です。
太陽はもうある程度の高さになっていますが、煙の向こうでぼんやりと光を放つだけです。




深刻な健康被害が懸念される事態なので、行政もなんとか手を打とうとしています。
最近はエルベクドルジ大統領をはじめ政府高官たちがゲル地区を視察し、少煙ストーブを実験的に設置しているゲルなどを見て回りました。


ゲル地区の一般的なストーブの代わりに電気暖房を大々的に使用することで煙を最小限にしようとする案などもあります。
この方法の実現のために夜間の電気料金を無料もしくは格安にするということも考慮中とのこと。



何か効果的な打開策を見出すことができるのかどうかわかりませんが、今後の鉱山開発に伴う経済発展が市民生活に還元されることを願いますね。



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