クルマ、ちょっと減った?

近年のウランバートル市内の交通渋滞は本当にひどいもので、誰にとってもストレスの種となっています。
ただし毎年夏の時期にはやや緩和されるような気がします。


理由としては、

1. 学校が夏休みなので子どもの送り迎えがなくなる。
→ モンゴルは総人口における若者や子どもの比率が最近はえらく高くなっていますが、自家用車と富裕層の増加に伴って、学校への毎日の送迎渋滞がひどくなってきていました。
第一学校(社会主義時代から続くエリート校でお金持ちの子どもが多い)周辺の送迎ラッシュはけっこう激しいものでしたが、夏休み中は静かなものです。


2. 夏の時期は家族でゾスランへGo!
→ 夏休みというのは、つまりゾスランとかラーゲリと呼ばれる別荘地へ行くことというのが都市生活モンゴル人の伝統。
ウランバートル郊外の空気のきれいな場所には、ささやかなサイズから豪邸に至るまで、種々雑多な別荘が乱立しています。
夏の時期には家族で長期にわたって避暑滞在するのが市民の楽しみですが、おかげでウランバートル市内を走るクルマもやや減ったかな?


そして、今年は3番目の理由として深刻な燃料不足があります。
ガソリン、ディーゼルの価格高騰というか、そもそも入手困難な状況になっているので、自家用車の利用を控える人が続出しているのではないかな?
この事態はまだしばらく続きそう。


というわけで、朝晩の通勤ラッシュも以前に比べればややおとなしくなったような印象も受けます。
もちろん渋滞がまったくないわけではないものの、少しは気持ちが穏やかになるかも。
夏が終わるとまたあのたいへんな状況になるのかと思うとうんざりしますが、市内各所で道路の拡幅工事などが行われているようなので、その効果にも期待しましょう。


ま、いずれにしてもモンゴルの短い夏はさわやかに過ごしたいもんです。


にほんブログ村 海外生活ブログ モンゴル情報へ
モンゴルブログランキングであります