ウブルハンガイキャンプ その1

今回の旅行は、ウブルハンガイ県にあるオラーンツァトガランにある大滝(イヒ・フルヒレー)を見て、川の近くでのんびりキャンプ、美味い魚を釣って食べようっていう目論見だったのですが、ウランバートルを出た日は途中から激しい雨が降り始め、ホジルトという温泉で有名な町を過ぎたあたりから未舗装の道はぬかるみのような状態になり、後輪駆動のクルマはすべるすべる。
屋根に積んだ荷物のために不安定な状態になったクルマは、ごく低速だったものの轍に足を取られコントロールを失ってあえなく横転。
フロントのサイドガラスは見事に割れ、フロントガラスもひびの入った状態でフレームごと外れてしまいました。




事故のあと


幸いなことに乗客は軽い打ち身ぐらいで大きな怪我はしませんでしたが、でもまあ心的ショックも大きいし、クルマもひどい状態だし、もうすぐ日が暮れるっていうので、結局壊れたクルマの横でテントを張ってビバークと相成りました。




ここはどこ…?







翌朝は快晴。
道路も昨日よりは乾いてきているし、なんとか行けそうかな?
フロントガラスをスコッチテープでとめたり、まがったフレームを別の車でひっぱって直したり、半日かけて手持ちの道具で曲がった車体をなんとか元に戻して目的地へ再度スタートと相成りました。


しかしオラーンツァトガランへたくさんのクルマが向かっている様子。
有名観光地ですからナーダム休暇中ということで大勢の人がわいのわいのと押しかけている雰囲気です。
田舎のダートを何台ものランクルが途切れなく走っているのを眺めていたら、地元の人が「あんたら、あそこはめっちゃ人がおるでよー。ひしめきあっとるでえ。おまけに偉い人たちが自分たちだけでええ場所をとっとるけん、行ってもムダムダ。」だって。
真偽のほどはたしかではないものの、そんな話を聞けばテンションも下がりますわな。
「あんたらなー、大滝(イヒ・フルヒレー)なんぞ行かんでも、この近くには小滝(バカ・フルヒレー)っちゅうところがあってよー、えれえ綺麗だよ。人も少ないし、そこに行ったらええがな。」
ほほー、なるほど。
それじゃ目的地変更で行きましょうか。



と、いうことでバカ・フルヒレーへと向かったのですが、まもなくまたトラブルが!



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