ミミさんの片耳はどうしてないの?

ミミさんの名前の由来は、片耳がないことから。





どうして右耳だけないの?


凍傷でなくなった?
他の猫や犬と喧嘩してちぎれてしまった?
昼寝している間にネズミにかじられた?


なんだろうねえ?
本人に聞いてもわかんないしね。



そもそもミミとの出会いは、今年のツァガーンサルにテレルジのゲルキャンプに行ったときのこと。
何度追い出してもゲルの中にしつこく入り込んでくる一匹の薄汚れた子猫。
全然可愛くない。うちの奥さんに至っては、「気持ち悪い」だって。
それがミミ。
ゲルの主人に尋ねても、飼い猫かどうかは「よぐわがんね、たぶん野良だっぺ」っていうことではっきりしなかったんですが、とにかくやたら人懐こい。
そしてとってもお腹がすいているようでした。



戸外はマイナス30度にもなるような日でしたから、暖かいゲルの中に必死に入ろうとする気持ちもわからないでもない。
結局、ゲルの中にどこからともなく入り込んだようで、枕もとで安心しきってすやすや寝ているミミさんに翌朝うちの奥さんが気付きました。
で、素性が知れないままの猫ですがこのまま厳寒のテレルジで冬を過ごすのも不憫だろうと思い、ゲルの主人にことわってそのままウランバートルの我が家までやってくることになったわけです。


ミミさんは都会生活にもすぐに順応して、暖房のよく聞いた部屋で大の字になって寝るのが大好きな猫になってしまいました。
あんた、本当に田舎出身かい?



ウランバートルに来たときにはミミの右耳の下の部分はちぎれかけたままだったんですが、ある日、キクラゲみたいになって、ポロリと落ちてしまいました。


というわけで、ミミさんの片耳が欠けている理由は謎のまま。



あの右耳のかけらは、まだウランバートルのアパートの片隅に転がったままなのかもしれません。



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