鉄のフライパン・ロッジ社のスキレットを愛用しておりますが、同じようにダッチオーブンも愛用しています。
普段使いで大活躍です、はい。


ダッチオーブンって大まかに分けて二種類ありますよね。キャンプダッチオーブンとキッチンダッチオーブンって。
モンゴルではどちらのほうがいいでしょう?


モンゴルだからやっぱりキャンプダッチオーブンだと思いましたか?
残念!実はキッチンダッチオーブンのほうが断然使いやすいのです!
なぜかと申しますと、キャンプダッチオーブンは足がついとるでしょう、で、ゲルのストーブの上に載せるときに邪魔になるんですよ、足が。
底がまったいらのキッチンダッチオーブンならば、断然熱効率が良いわけです。
ウランバートルの一般家庭で使っている電気コンロでも同じです。底が平らかどうかは大きな違いになるのです。
キャンプダッチオーブンの足って結局、鍋の下に炭を置くためのものなんでしょ?
だったら、石ころでもなんでも代用可能じゃないかと。


で、キッチンダッチオーブンにさらにキャンプダッチオーブンの蓋を合わせて使うのが最強の組み合わせです。
こうして使うと鍋の上に炭をおけるようになりますから。
最近はもっぱらこの組み合わせですよ。


ゲル泊のときにはダッチオーブン大活躍です。
普通にジャガイモや肉を無水調理しても激ウマですし、特にご飯を炊くとその威力に心底感動します。
モンゴルで売っている米なんてあまり旨くないと思いがちですが、ダッチオーブンで炊飯するとその美味しさに腰を抜かしそうになります。
炊き上がり、蓋を取るとご飯粒ひとつひとつが立ち上がっているんですよ!米が本来もつ甘みや滋養が引き出されるようです。
ダッチオーブンは熱のまわりが均等でまろやかなようで、今までのゲル泊で炊飯に失敗したことはほとんどありません。
ちょっとおこげができるところがまたいいんですねえ。
ダッチオーブンで炊いたご飯はふだんよりも何倍も美味しく感じるんですよね。
今年もまたゲルキャンプには絶対ダッチオーブンを持参して行きますよ。


とにかく、本体=キッチンダッチオーブン、蓋=キャンプダッチオーブン、これが最強の組み合わせだと個人的に強く思っております、はい。
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