中国・モンゴル国境は基本的にはザミンウデ・エレンホト間のみが外国人には開かれているのですが、列車で越える以外にもクルマにて越境する人たちもいます。
中国・モンゴル側どちらにも国境越え用のクルマがたくさん待機しているのですが、たしか一人あたり50元の料金だったような気がします。
特に中国側からの国境越えでは、モンゴル人商人たちが持ち込む物凄い量の品物でクルマの中が満杯です。


このクルマ、ロシア製の四輪駆動車でモンゴルではジャルンユス(69)という名前で知られています。
今まで何度かクルマで国境を越えたことがあるのですが、このときはこの69に目一杯の荷物と13人のモンゴル人と一緒に詰め込まれての越境となりました。
決して大きなクルマではないので、13人収容となると他の人の上に座ったり、妙な具合に体を折り曲げたりとかなり無理することになるんですよね。
もうこれ以上入らないと思っても、運転手がどんどん詰め込んでくるので、受け入れざるを得ないんです。
乗客が一杯になるまで出発しないので、不自然な姿勢のままずーっと待っているのもつらいものです。
しかも冷凍鶏肉のダンボールの上に座ることになって、いやあお尻が冷えて冷えてたいへんでした。


ウランバートルからザミンウデまでは列車、そこからクルマで国境越え、エレンホトから北京までは定期バス利用、この方法だとだいたい40ドルくらいで北京まで行けるそうで、買い出しに行くモンゴルの人たちはこのルートを利用することが多いみたいです。