モンゴルでは美味しいお米が食べれるのか疑問を持つ方も多いようですね。

モンゴルの方たちも、ご飯食べてますよ。
もちろん小麦粉食品やパン食も多いのですが、日常的にお米を食べることがあると言って差し支えないでしょうね。
とりわけ、韓国などに出稼ぎに行ったモンゴル人の場合、キムチやキムパブなどに慣れて帰ってくる方も少なくないです。
(スーパーに行くと、モンゴル産のキムチやキムパブが売っています。ウランバートル市民の食生活にはかなり定着していると言っても良いでしょうね)


で、お米の話。
ザハに行くと大きな袋から1キログラムの量り売りで何種類もの穀物がまとめて売っています。
小麦粉、そばの実、キビなどと一緒に米もありますよ。
お米も何種類か値段別になっているのですが、今だとだいたい1キロ600トゥグルグから800トゥグルグぐらいの値段でしょうか。

美味しい米を選ぶ秘訣ですが、なるべくザハで買うようにしたほうが良いでしょうね。
スーパーや小売店だと、それなりの値段でも中身が安い米の場合が多いので。
それから、値段が高い方がやっぱり美味しいですね。
700トゥグルグ以上であれば、まあ間違いないでしょう。
米を買うときには、きちんと米粒を手の平に載せて色を良く見ることも大切です。
古い米は黄色っぽく変色しているので、なるべく白い綺麗な米を選ばないとね。
不味い米はパサパサした味で、日本米に比べて格段に味わいが落ちます。
炊きたての米からも、なんだかすえた様な匂いがしてくるし、モソモソとしたご飯を食べていると悲しくなってきます。
モンゴル人のようにお粥のようにしたり、ロシア人のようにスープやピロシキに入れて食べる分には良いんでしょうけど、日本人の食のスタイルとはあまり合わないかなあ。
それに比べると、美味しい米は日本米にも負けず劣らず良い味です。
炊き上がったばかりのご飯からは、ほのかに甘い香りが立ち上り食欲をそそります。
水分をきちんと吸い込んだ米一粒一粒がもっちりとした歯ごたえで、噛むほどに旨みが増します。
たしか台湾産か中国産の米だったと思いますが、日本のお米と同じくらい美味しく感じますよ。(もっとも、長年モンゴルにいるこちらの味覚が鈍っている可能性も高いですが)


しかし、お米の味云々なんて、地方に暮らしている人たちから見たら贅沢な悩みなんでしょうけどね。

うちはだいたい1キロの小売値段で700から800トゥグルグの米をザハで買っています。
まとめ買いすると値段が安くなるので25キログラム一袋の米を17000トゥグルグでこのあいだ買いました。
ザハからうちまで500トゥグルグの料金で運んでもらいましたよ。