これ、近所の店の写真です。


見事にウオッカ(アルヒ)の棚が空っぽですね。
棚には政府通達の張り紙がしてありました。
現在までに12人が飲酒直後に死亡、さらに病院で治療を受けている人たちがいること、食品検査の結果が出て安全性が確保されるまでは全ての種類のウオッカの販売を禁止すること、さらにこの通達を無視ししてウオッカの販売がなされた場合は厳しく罰せられるということなどが張り紙に説明されていました。


今まで偽造ウオッカの被害のニュースはぼちぼちありましたが、今回のような大規模な事態は初めてですね。
でも、この一番寒い時期にウオッカを飲んで体を温められないのも、ちと厳しい感じです。
この商店のレジにも入れ替わり立ち替わり男たちが来て、「ここもウオッカ売ってないのかよー」ってぼやいていました。


新年や旧正月の時期の飲酒量は半端じゃないので、業者も増産のため工業用アルコールを使用したのかもしれませんね。
聞いた話では食品検査の結果、何社ものウオッカから工業用アルコールが検出されたとか。
安物ウオッカからだけではなく、皆が知っているあのブランドやあの高級ウオッカからも検出されたんですと。
話題になっているその数社の名前を聞いてびっくりしました。
恐ろしいですね。
今まで信頼していた会社のものも危ないとなれば、いったい何を飲めば良いのか。
うちには以前に買い置きしていたモンゴルウオッカが少しあるんですけどね。


日本でも食品偽装が話題になった2007年でしたが、ここモンゴルの2008年も同様の問題で幕が開けましたよ。