バスの運行

monmole2009-07-17

ウランバートルの市内バス、日本と違って時刻表というものは一切ありません。
おかげで遅延を気にしたりすることもなくて、これはこれでけっこういいですよね。
渋滞や故障で時刻表どおり運行するなんて不可能なんだから、とりあえずバス停で待っていればそのうち乗りたいバスがやって来るというのはむしろ安心感があります。
時刻表なんかあったらかえってイライラして精神衛生上よくないでしょうね。


それぞれの路線で同時にバスが運行しているのですが、必ずしも一定の間隔をおいて走っているわけではないんです。
同じ行き先のバスが二台立て続け、ほとんど同時にバス停に到着することもあれば、待てど暮らせど全然来ないこともあります。

上の写真では同じ路線のバスが停車しています。
実は写真に写っていませんが、同時に4台のバスが停車しています。
ちょうどお昼時なので4台のバスの運転手と車掌が食堂で一緒に食事を取っているのです。
で、運転手たちの食事が終わるまでの間バスに乗りたい人たちは外でじっと辛抱強く待ち続けるわけです。


食事を時間差でとるとか運転者を交代するとかいろいろと工夫して乗客の利便を図ることはできると思うのですが、運転者と車掌の昼ごはんのために同じ路線のバスを同時にストップさせてしまうのはすごいなあと素直に感心します。
車掌のおばさんが待ちぼうけを続けている乗客の目の前でそれをまったく意に介せずぱくぱくとご飯をたべていましたが、さすがモンゴル人だと恐れ入りました。