変オブジェ、力作発見!

久しぶりのウランバートル変オブジェ。
ウランバートル市内のとある幼稚園(?)の玄関先に飾られていたオブジェがかなり濃ゆいのです…。



こ、このお方は!
赤いお肌に黒いラインは!





ひょー、蜘蛛関係のお方でしたか。

全身のバランスなどなかなかいいセンスしていますが、ペンキの刷毛模様が大胆に残るアグレッシブなペイントからは、やっつけ仕事&うろ覚え感がひしひしと伝わってきまねー。。
お尻のひび割れも哀愁をさそいます。
表面処理の粗さが作家性を感じさせると言えば言い過ぎかしら。



あと、他にも気になる方たちがおりますよー。





うひょー、こえー。
このお方は、えーっと、たぶん忍びの者関係のお方ですな、おそらく。
しかしこのやる気のない造形はどうかと思いますなあ。
上半身は適当にペンキをなすりつけただけだし、腕にいたっては細かい部分の仕上げを完全に放棄して右腕と左腕が合体して単なる菱形になっとります。
顔が中途半端にリアルなのもいやだわあ。なにかを必死に訴えかけているようにも読み取れます。
見る角度によっては散歩の途中で疲れ果ててしまったお年寄りとか、カラスを恫喝中の農夫のようにも見えますが…。
これほぼ等身大なんですよね、子供たちは喜ぶのかしらねえ。


さらに、まだまだ濃ゆーいキャラが所在なげに佇んでおられましたよ。


うーん、こちらも力作です。
また改めて写真撮ってきますね。


いやあ、久しぶりに感動を覚えるオブジェを発見してクラクラしてしまいました。
小手先だけの器用さとは無縁のダイナミックな造形は心にざらざらとした感触を残します。
「とりあえず子供に受けそうなモノを並べてみました」感がひしひしと伝わってくるのが味わい深くていいですよねえ。