ベンチベンチベンチ

モンゴルの場合、個人から行政のレベルに至るまで事前の周到な調査や計画ということがとかくおろそかになる傾向があるような気がします。
集合住宅付近の住環境の整備を行うのはけっこうなんですが、どうも住民の要望や現実の必要と乖離した形で物事がすすんでいることがままありますね。
で、そういう例をひとつ。


アパート前の広場に住民憩いのために新しくベンチが設置されたようなんですが…。



な、なんかベンチの数がやたら多くない?



いや、たしかにベンチ密集ですよ。



こんなにいらんやろ。


興味深いことに、このアパート前の広場はかなりの広さなんですが、一箇所だけにこのようにベンチが密集して置いてあって、反対側にはほとんどベンチがないという極端にアンバランスなレイアウトになっています。
この区画の担当者がベンチの数を適当に発注しちゃったもんだから、実際に設置してみたらこんなふうに異様な詰め込み状態になったのかもしれませんね。
ちなみに今日はベンチに座っている人はだれもいませんでした。


不可解な理由で仕事がなかなか進まなかったり、忘れた頃に思ってもみないタイミングで突然物事が進展したり、できあがったものが当初の予想や約束とかけ離れたものになったりと、傍で見ている限りはモンゴルっていうのは面白いところです。


当事者になるともちろん大変ですけど。

にほんブログ村 海外生活ブログ モンゴル情報へ
にほんブログ村