安全なアパートを見つける7つのポイント

さて、どんなアパートを選んだらいいか?
一番重視したいのはやはり安全ですよね。
在モンゴル日本大使館のホームページの2010年犯罪発生場所分析()では、市内全域で犯罪が多発していることが報告されています。
ウランバートルでまったく安全と言える場所は正直思いつきません。
強いて言えば、鉄道の南側、ザイサントルゴイ周辺の富裕層向けのセキュリティがしっかりした個人住宅、高級アパート郡がまあ安心といえるでしょうか。
というわけで個人でそこそこ安価な賃貸アパートを探そうと思った場合、安全面での不安要素をなるべく取り除いた物件を見つけるのが大事ですね。
もちろんそういう物件はやや割高になる傾向にありますが、かけるお金と安全はある程度比例することを考えて不必要に節約するのは賢明とはいえませんよね。




バス停や大通りから近い
普段の移動がバス利用中心ならば、なるべくバス停から近い物件がベスト。
路上でトラブルに会うケースが多いことを考えると、なるべく素早く家に入れるようにしておくべし。



周囲の環境は?
バーやホテルがやたら多い場所はそれだけ酔っ払いややさぐれた人が多い可能性があります。
物件付近の評判を地元の人に確かめておくのもいいかも。



物件が1階の場合
窓やバルコニーの柵がしっかりしたものを。
賊が侵入しやすい場所にはきちんと対策しておくことが大事です。




最上階も危ない
これはモンゴル人がよく言うんだけど、アパートの最上階も屋上から侵入されることがあるので危ないそうな。
そうでなくても雨漏りが頻発したり暖房のききがあまりよくないことがあったりもするので最上階はちょっとリスクがあるかな。




まじめなジジュールのいる建物
大抵のアパートには階段ごとにジジュールと呼ばれるアパートの管理、掃除、見張りなどのもろもろの雑用を行う人がいます。
ジジュールのいない建物だと、階段がやたら汚かったり酔っ払いの溜まり場になったりするのでなるべく避けたほうがいいでしょう。
しっかり仕事をしてくれるジジュールは、住人以外の人がアパートに入ろうとすると身元を確認したりしますし、頻繁に見回ってくれるので安心。



ドアは重要
木製のドアでえらくちゃちいカギが使われているドアはほとんど役に立たないので危険です。
ブルゲットハーラガと一般的に呼ばれる鉄製のしっかりとしたドアだとまだ安心ですね。
自宅のドアに加えて隣の家と共同で共有廊下にドアを設置している物件もよくありますが、これはより安心。
日本からドアチェーン(モンゴルではなぜか全く見かけない)を持ってきて設置するのもいいかも。



大家さんはどんな人
正直で誠実な人と契約を結んで良い関係を築くなら契約後もいろいろとケアしてくれるので有難い。
外国人が犯罪のターゲットになりやすいというのは常識ですから、そのためにセキュリティ対策をしてくれたり、信頼できる隣人に紹介もしてくれたりも。
モンゴル人は見知らぬ人には存外冷たかったりもしますが、一旦「身内」に取り込まれるとけっこう手厚いケアの対象になりますので助かることもままあります。
現在のうちの大家さんはほんとうにいい人で助かっていますが、以前に住んだ場所では大家が酔っ払って真夜中に家に押し入ってきたり(こわいよ)、お金を突然無心されたりといったこともありました。
いい大家さんにめぐり合えるとほっとしますよね。



と、アパートの安全関係について思いついたことをツラツラ書いてみました。
完全な安全なんてどこにもないけど、自己防衛のためにできる手段を講じておくのは本当に大事ですよね。


物件ごとの特色や契約の際の注意点などはまたいずれ。



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