モンゴル猫事情
犬好きか猫好きかといったら、モンゴル人は圧倒的に犬好きなのは誰の目にも明らかですね。
野良犬はやたらと目に付くのに野良猫はほとんどいないし、もちろんお犬様のペット一位の座は不動であります。
大抵のモンゴル人は猫なんか大きらいとはっきり言うし、猫は怖いと思っているいる人もまた多いです。
大の大人が猫を見ただけで悲鳴をあげて逃げる様は、滑稽というよりもなんとも解せない奇妙な光景です。
どうして犬は好きなのに猫は嫌いなの?
「犬は飼い主の長寿を願っているんだけど、猫は早死にを願っているんだ。あの目はそういう目だよ。」だって。
ゲル地区ではネズミ退治に猫を重宝している家庭もありますが、それでも猫を飼うモンゴル人はまだまだ珍しいですね。
そんなモンゴル猫事情なのですが、最近の都会生活モンゴル人のなかには純粋に愛玩目的で猫を飼い始める人も少しずつ増えてきたような感じです。
知り合いのモンゴル人の家にお邪魔したら、やたら人懐こい猫がいて可愛いなあ。
冬のある日に子猫が迷い込んできたんだそうで、追い出すのは忍びないままいつのまにかいついちゃったんだとか。
飼ってみるとやっぱり情が移りますよね。