ザイサンにある雪遊び場「ボギニーアム」

monmole2012-01-04

冬のウランバートルは雪もそこそこ積もるので、適当な場所があればスキーやソリ遊びを楽しむことができます。
スカイリゾートという、セレブ御用達の新しいスキー場も郊外にあるけど、やっぱりちょっと値段が高い。
昔からあるソリ遊び場といえば、ウランバートル市の北側にあるハンドガイト。


市の中心からバスで小一時間の距離があるこの場所は、森や低山に囲まれていて空気もきれいな夏の保養地でもあります。
とてもいい場所なんだけど、もう少し近いところにあるソリ遊び場はザイサンのすぐ近くの「ボギニーアム」という所。


ザイサン行きのバスに乗って、終点のひとつ手前「国立農業大学」で降りて西方向へ歩いて約20分。
ウランバートルっ子には比較的名の知れた手近な遊び場なのです。




冬でもストーブをがんがんに炊いたゲルがお待ちしております。
中に入ると、あったかいんだあなあ。


ソリは一台500Tで滑り放題。レンタルスキーもあります。
でも、リフトなんてないので、自分で担いでひたすら斜面を登らんといけんけどね。
ちなみに暖かい冬仕様のゲルは燃料代込みで一日25,000Tで借りられます。




で、ボギニーアムからウランバートル市街を見るとごらんのとおり。



ひゃあ、やっぱり煙公害がすごい。


北側のゲルが密集している地域を中心にスモッグにすっぽりと覆われております。
うーむ、こりゃあひどい。よく揶揄して言われる「オターンバートル」っていう言葉がたしかに当てはまる。
そりゃあ富裕層が、ウランバートルの煙地帯から逃げ出して、市の南側(ザイサンあたり)に居を構えるのもわかります。

昔はザイサンのあたりなんて少年院ぐらいしかないのんびりした場所だったのに、今じゃお金持ちの邸宅やらマンションやらブランドショップなんかが続々と建てられて、隔世の感がありますね。
以前はボグド山から下りてきた野生の鹿がバヤンゴルホテルのあたりまでやってきて草をはみはみしていたなんて考えられません。


いずれにしても、ボギニーアムで綺麗な空気を吸って、雪の上で無心になって遊ぶのも冬のウランバートルの過ごし方の一つではあります。
ゲルで食べるあったかい野菜スープはたまらなく美味しいです。


にほんブログ村 海外生活ブログ モンゴル情報へ
モンゴルブログランキングです。



雪遊びのときにあれば嬉しいサーマレストのコンパクトシート。
長時間座っても、これがあればお尻の冷えをシャットアウト。
[rakuten:hotman:10010733:detail]