厳寒を乗り切るテクニックをモンゴル人に見倣う

マイナス40度にもなるモンゴルの冬。
それに比べれば0度前後なんてなんでもないような気がするが、東京の冬はやっぱり寒い。
本当に寒い。
体の芯から寒くなる。
なんで?



モンゴルの冬といえば肌に突き刺さるような鋭い冷気、視界に入るものすべてが固く凍てついた世界になります。
そりゃあ、寒いよ、モンゴルは。
だからモンゴルから帰ってくると、ああ日本(関東地方)は、やっぱり暖かいなあとしみじみ感じるわけです。
でもね、しばらく日本で過ごしていると、やっぱりなんだか寂しいくらい体の芯から冷え冷えとしてきたりもするんですよ。
まあ、我が家の作りの問題なのかもしれませんが、家に帰ってもあまりホッとしないんですよね。



モンゴルの冬対策はなんだったんだろうって考えてみると、「お風呂上り」効果なんじゃないかと思います。
つまりね、お風呂で体が温まったらなるべく湯冷めしないようにしますね。
芯から温まった体をいかに維持するかっていうことなんです。




冬のあいだモンゴルのアパートは基本的に24時間温水暖房の恩恵に浴しているわけで、部屋の中はポカポカと温かい。
パール(温水ラジエターヒーター)がしっかり効いて、分厚い壁に問題がなければ、Tシャツ短パンでも過ごせるわけです、外でマイナス30度でも。
だから家の中にいるということは、まるで快適なぬるま湯に浸かっているような状態、体は冷えないのです。



で、外出する時には、もちろん冬用の長い下着を身に着け、分厚いコート、帽子、手袋で全身を包んで対策を施すわけです。
これは、外からの冷気を遮断するというよりも、すでに温まっている体をいかに温存するかということがポイント。
外に出てから体を動かさなければそれだけ早く体が冷えてしまうけど、早足で歩き続けたりしていればそれなりに温かさを保つことができます。
都市生活者の場合は体が冷え切ってしまう前にどこか暖房の効いた場所にとりあえず入れば体はまた回復します。



だからそれとは逆に長い時間戸外で過ごしたり、バスの中でじーっと座っていたりすると、モンゴルの寒さの厳しさがひしひしと伝わってきます。
特にザハで一日中外に立っている仕事なんかは本当にきつい。




モンゴル人はマイナス20度以下の温度でも、すぐ近くのお店へのちょっとした用事なら、半そでシャツ一枚で出かけたりしますよね。
あれはつまり、サウナから出て真水や雪の中に飛び込むようなもんでしょう。
体がしっかり温まっているということです。



モンゴル人が賃貸物件を選ぶ際のポイントの一つは、冬ちゃんと温かいかということです。
そりゃあそうですよね、一年の半分以上を暖房付生活を余儀なくされる環境ですから。



というわけで、モンゴル人風に防寒対策をするとしたら、まずは体をきちんと温めることから始めないといけないんじゃないかな。
一度温めた体を冷えないように外気から守ってゆくことがポイントなんでしょう。




体が冷えちゃったら、アツアツのモンゴル料理もいいかもね。



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