フランスにおります

モンゴルから引き揚げて10か月ほどが経ち、訳あってフランスに移動することになりました。
ブルターニュ地方のレンヌ郊外にとりあえずアパートを借りて暮らし始めています。

レンヌはパリからTGVで2時間ほどの距離に位置する町ですが、穏やかな雰囲気の地方都市で、バカンスシーズンのせいかもしれませんが街行く人は皆のんびりとしており、あくせくしている人は皆無です。
街角ですれ違う人たちがニッコリ笑顔で「ボンジュール」と暖かく声をかけてくれる環境なんて素敵ですよね。

第二次大戦の戦禍の影響があったというものの、それでもレンヌ市街には中世からの古い街並みがけっこう残っており、なかなか風情があります。




8月に入って、レンヌから10キロほど離れた郊外の小さな村にアパートを借りました。
ここはクルマを持っていればレンヌまで10分ほどで行けるのですが、わりと本格的な田舎です。
古い教会(フランスの町や村には必ずある)を中心に住宅がかたまっているものの、基本的には広大な畑と林と小川に囲まれた場所です。
毎朝家の周りを散歩していると、野兎がそこら一面うじゃうじゃいます。
白いしっぽを上下に振りながら沢山の野兎がぴょんぴょんと逃げていくさまが実に可愛い。
林の中では野イチゴやベリーやサクランボウを見つけることができ、野鳥のさえずりがそこかしこで聞こえます。




日本の夏といえば殴りつけるような強い日差しに照りつけられたり、熱々の空気の塊の中で呼吸するのもつらかったりしますが、ここブルターニュではそうしたこととは無縁のようです。
7月中はさすがに暑い日がしばらくは続いたものの、8月に入ってからはさらりとした爽やかな風の吹く気持ちの良い気候で安定しています。
明け方には気温10度を下回る日もあって、朝の散歩ではフリースを着こまないと涼しいというよりも寒いぐらいです。



モンゴルには11年以上住んでいましたが、今度はフランスでの新生活です。
しばらくはレンヌでの滞在を続けてゆきたいと思っています。
秋にはまたモンゴルに行く予定にしており、引き続きモンゴルとも関わり続けます。

フランスに移動してきてモンゴルについてもまたいろいろと新たに思うこともありますので、フランス生活と共にぼちぼち書いてゆこうかと思います。


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