ウランバートルの公共の交通機関の主流といえばなんといってもバスとミクラバスなんですが、日本のようにワンマンバスというシステムは皆無です。かならず車掌がバス代の徴収を行うわけなんですが、乗客の料金不払いとか、ごまかしとかは、まあ日常茶飯事なんですね。で、車掌のほうも、無賃乗車についてはいつもピリピリと神経をとがらしているので、時にはちゃんと料金を払った乗客にも、改めて乗車料金を請求したりもするのです。まあ、停留所ごとに大勢の乗客の乗り入れがあるので、車掌の記憶力に頼ったこのシステムでは、どうしても間違いが生じてしまいまよね。
もし、「あなた、料金払っていないでしょう」って車掌に言われたならどう返答しますか?日本人たちに聞いてみると、ほとんどが「私、ちゃんと払いましたよ」って答えるって言ってました。まあ、日本人の感覚から言えばごくごく普通の返事の仕方ですよね。
でもね、そういうときにモンゴル人はどんなふうに答えているかっていうと、「あんた受け取ったじゃない」っていうんですよね。
ね、興味深いでしょう、まずは自分を弁護することを述べる日本人に対して、相手の非を責め立てるモンゴル人。
やっぱり文化や気質ってのは、細かいところに表れるもんですね。
とにかくモンゴルの人たちは問題が生じたときには、自分にとって有利なことや、相手にとって不利なところをガンガン主張してくるんです。普段温厚な人でも、けっこうそういう傾向があるものです。ですからこちらが甘い態度だと飲み込まれてしまいますよね。いつでも臨戦態勢で臨まないといけません。
まあ、いつも強気でいるっていうのもけっこう疲れるんですが。
世界の中でで特殊なのは日本人なのかもしれませんね。


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わたしはモンゴル人

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