ハルガイにご注意!

モンゴルにしばらく住んでいると、上の写真の植物に知らずに触れてしまうことがあったりしますよね。
これは「ハルガイ」と呼ばれる植物です。イラクサの一種ですね。
で、このハルガイに触ると、思わず「オウッ!」と声を上げるほど強烈な痛みを覚えます。
まるで電気ショックを受けたようなかなり激しい痛みで、けっこう長い時間痛みが持続します。
とげが刺さったかのようでもあるのですが、痛みの続いている部分を肉眼で見てもとげは見えないんですよね。


イラクサについてwikiで見てみると…
イラクサ - Wikipedia
 -「茎や葉の表面には毛のようなとげがある。そのとげの基部にはアセチルコリンヒスタミンを含んだ液体の入った嚢があり、とげに触れその嚢が破れて皮膚につくと強い痛みがある。」


なるほど、とげというよりも毒なんですな。強烈です。
モンゴル人はハルガイに触れると「火傷した!」などという表現を使って痛がります。
ウランバートル市内、特にゲル地区や郊外などには雑草に混じってこのハルガイがけっこう生えているので気をつけてください。
私は昔、知らないでハルガイの上に座っちゃってひどい目にあったことがあります。
ただ、このハルガイをモンゴル人は煮込んでシャンプー代わりにしたり食用にもしたりするんですよね。


ハルガイはヨモギに似た草です。
花期はちょうどこのぐらいの季節ですが、ハエがたかっていたりするので見分けやすいかもしれません。
いずれにしてもハルガイにはご注意、ご注意。