防寒ブーツをオーダーメイドしました
マイナス40度を下回る厳冬のウランバートル。
防寒の基本は足元からといわれるが、ザハで売っている安いブーツだと1シーズンで駄目になっちゃうことも多い。
うちの奥さんの防寒ブーツどうしようかと思っていたら、知り合いの靴職人のモンゴル人が安い値段でオーダーメイドの防寒ブーツを作ってくれることになりました。
デザインや材料を何度も打ち合わせして、できあがったブーツがこれです。
いかにもモンゴルらしいしっかりとした作りのオーダーブーツなのです。
このブーツの一番の自慢はつま先まで内側に隙間なく貼り付けられた野生のヤギの毛皮。
びっしりと密集している比較的太い毛は温かい空気をしっかりと保持して、とっても暖かい。
分厚い皮で作られたひざ丈まであるブーツなので凍りつく冷気も完全シャットアウト。
つま先までポッカポカで物凄く快適だそうです。
巷にはいろいろと合成素材のものもあふれていますが、厳冬モンゴルではやっぱり天然自然のものが一番タフなような気もします。
このブーツを履いているとモンゴル人の羨望のまなざしに触れることがやたら多いそうで、どこで買ったのか?何の毛皮か?いくらだったか?などの質問攻めだそうですよ。
靴底がやや滑りやすいのが難点なので、そのうちビブラムソールにでも張り替えようかと画策中。
でも、それ以外は大満足の一品です。
なによりもマイナス40度の中を長時間歩いても全然冷えないのが本当に素晴らしいそうです。
日本円で7000円ほどの値段でこんなオーダーブーツができちゃうんだから、ありがたいですね。
というわけで、モンゴル越冬される方は自分好みのブーツを作ってもらうのもいいかもしれませんね。