快適モンゴルアパート5つのポイント

ウランバートルアパート探し、今回は快適な住環境についてのちょっとしたポイントです。


1階と最上階は気をつけて
1階は防犯上の問題と上の階からの水漏れ、パイプつまり被害などを被りやすいでリスクがあります。
(以前に経験した悲惨な事故については、こちら→アパートの一階はやめたほうがいいと思うのは何故か。 - モンゴルにおります (フランス編)
また、夏場はハエが大量発生しやすい。
1階はダストシュートのゴミ集積場所(もちろん分別なし、生ゴミもそのまま)がすぐ横にあるので、とにかくハエがすごい!
家のドアを開け閉めするたびに部屋のなかにまるまると太ったハエどもがなだれ込んでくるので辟易しますよ。
ハエトリ紙もすぐに真っ黒になりますわ。
アパートの最上階も雨漏りの可能性が非常に高いので、よく注意する必要があります。
モンゴルの建物は屋上部分にアスファルトをペタペタ塗って簡単な防水加工しているだけです。
あまり雨の降らない土地柄なのですが、珍しく激しい雨などが降ったときには経年劣化したアスファルトのひび割れから雨水が浸入してきます。
ひどいところでは部屋の中でもざあざあと雨が降っているような状態になってしまいます。

物件を確認するときには、雨漏りした後がないか丹念にチェックするのが大事ですね。


レンガ造りが暖かい
真冬はマイナス40度にもなるウランバートル
外は寒くても家の中は集中暖房でいつもぬくぬくがありがたいですね。
賃貸物件の中でもセールスポイントになっているのが。「トーソゴンバイル」というもの。
レンガ造りのアパートというものです。
昔に建てられたレンガ造りのアパートは壁も分厚くて保温性ピカイチ。
「ベトン」と呼ばれるコンクリートパネルで作られたアパートは、レンガものに比べると確かにいまいちかも。
それでもパールがきちんときいてればかなり暖かいのですが、コンクリートパネルの継ぎ目がきちんと施工されていないと凍てつく外気がじわじわと室内に入ってきてしまってかなりやっかいです。
ちなみに以前住んでいたアパートは部屋の隅が製氷室のように霜で覆われてきていました。さむー。
また最近の急ごしらえ新建材アパートは見栄えが良くても、耐寒性の点で劣るような気がします。

一応レンガ積みだったりしますが、外側と内側のレンガの間に分厚い発泡スチロールの板を挟んで作っていたりするんですよね。
見た目を確かに綺麗だし施工も簡単なようですが、実際の耐用年数についてはどんなもんでしょ?
真冬に家の中が寒いと本当に惨めな気持ちになるので、暖かさはアパート選びのかなり重要なポイントです。


家具付き?それとも家具なし?
家具付き物件はもちろん家具なしよりも割高になりますが、入居と同時に快適な生活を送れるようになるのでありがたいですね。
賃貸契約のときに、家具のリクエストをしたりあるいは逆に安くしたりと交渉の腕の見せ所ですよ。

安価な家具なし物件を長期契約して、入居前に壁紙の張替えや天井の塗装などをするのもいいかも。


公共料金節約法
ウランバートルは光熱費が意外とかかるので節約に心がけたいものです。
電気はメーターで使用量を量るし、暖房費(けっこう高い)は部屋の面積で算出されるので大きな節約はなかなかできないのですが、水道料金は大幅節約する余地があるかも。
集合住宅の場合は、その家の住民登録人数に比例した水道料金が請求されます。
もし一人や二人で住むのなら、大家さんにお願いして登録人数の調整をしてもらえるとラッキー。
また、ちょっと高いのですが水道メーターを設置してもらえると水道代は一律請求金額よりもかなり安い額になります。
長期にわたって同じアパートに住むのなら水道メーター設置はかなり効果的ですね。


契約はノタリアットで
適当な紙に走り書きで契約書を書いて、1年分の家賃をポンと渡すと後でトラブルになるケースがあります。
実は抵当に入っている物件だったり、すでに売却された物件だったのに元家主が知らんぷりで賃貸料をせしめるという詐欺事件も実際にあります。
賃貸契約をするときには必ず「ノタリアット」と呼ばれる公証役場に行って、賃貸契約の所定の書式を作成してもらうことが大切。
「ゲルチルゲー」と呼ばれるアパートの所有権証明書の原本も確認しておく必要もあります。
詐欺事件にまきこまれると心身ともに疲労困憊することになるので気をつけたいものです。




何かとストレスのたまりやすいウランバートルですから、快適な住まいを見つけてプライベートな空間ではほっとくつろぎたいものですね。


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